200609_はたまた前回からの差分(事前面談会なるもの)

・「事前面談会」なるものの準備がひと通り終わった。

・今年の国家公務員総合職試験は、例年にも増して混迷を極めている。大人しく学卒で受けていればここまでしんどくなかったものを、と思ってしまう。

・春の国家公務員総合職試験は例年4月の終わりの1次試験(教養と専門の択一)、5月の終わり〜6月の2次試験(専門記述、院卒はGDと人事院面接)を経て、最終合格後に個別省庁の面接(官庁訪問)にたどり着く。

・緊急事態宣言が発令されたあと、まず4月の試験が5月の2次試験の日程に延期になった。同時に官庁訪問が1次試験後かつ2次試験前の6月末に行われるアナウンスがなされた。

・緊急事態宣言が延期になったころ、1次試験が再度延期(期日は未定)になった。官庁訪問も吹き飛んだ。

・ようやく1次試験の日程が決定(2020/06/09時点で1次試験は7/5、それ以降は未定である)したあと、急に「事前面談会」なるものが6月末に実施されることになった。通常試験日程は人事院から発表されるが、今回は各省庁の採用担当からそれぞれ公開され、数日後に人事院が事前面談会なるもののお知らせを出すことになった。

・さて、この事前面談会なるものは「学生と省庁のマッチングを図り相互理解を促進させる」ために行われるらしい。官庁訪問との違いはなんだという話だ。

人事院からの公式アナウンスが出る前、多くの省庁が説明会で事前面談会を「実質的には官庁訪問だ」と公言していた。しかし、人事院が公式アナウンスの中で「選抜プロセスではない」と言い出したあたりから急にトーンダウンし始めた。

・もちろん官庁訪問だと思って臨むのだけれど、人によっては本当に「事前面談会」だと思っているようで、まぁそういう人が公務員試験に挑むのかなぁと思った。